2009年10月24日
先日、「桂枝雀生誕70周年記念イベント」へ出かけました。
今年の5月に内子座で開かれた「桂米朝一門三人会」で、生の落語を聴いて以来、
かなりはまっています。(^-^)
その中でも特に気に入っているのが桂米朝一門の方々です。
当日の演目名をひかえるのを忘れてしまいましたが、やはり、テレビやCDで聴くものと違い、ライブでの体感は違いますね。
自分が大きな声で笑っている、その声に驚いてしまうくらい笑っていました。

桂枝雀さんが亡くなられてから10年。
故人を偲んでのビデオ上映、座談会も催されました。
この座談会には枝雀さんの師匠でもあり人間国宝の桂米朝さんも来られ、その同じ空間に存在していることに感動しながら、お話を楽しみました。
枝雀さんの弟子の南光さん、雀々さんが進行を務めながら、米朝さん、その息子さんで、弟子でもある米團治さんが枝雀さんの思い出をそれぞれにお話してくださいました。
米朝さんは今年の3月と7月に脳梗塞で二回も入院され、この松山での座談会が復帰のお仕事だったご様子でした。
マイクの重さを支えることの出来なくなった米朝さんの手を軽く支えてあげる米團治さんの姿に優しさを感じながら、米朝さんの長生きの秘訣を教えていただきました。
来月84歳を迎える米朝さんの長生きの秘訣は
「忘れること。」
だそうですよ。
でも、そのわりには、枝雀さんの話になると、米朝さんはたくさんのことを覚えていらっしゃいましたけど…。
とにかく、芸の虫だった枝雀さん。
電車に乗っても、掃除中でも、歩きながらでも落語の稽古を怠らなかったご様子。
米朝さんは
「窓ガラスの掃除中、稽古に熱くなり、窓ガラスを割ってしまい、
窓ガラスは取り替えられ、掃除前よりも綺麗にしてくれた。」
と、笑いながら、おっしゃっていました。
南光さんや雀々さんは
「師匠と同じをしていてはおもしろくない。
自分が納得したら、弟子の言うことでも何でも聞く方だった。」
と、高座をおりた後に弟子達に反省点などを指摘してもらうくらい、自分の芸に対して厳しい方だったと
枝雀さんを振り返っておられました。
枝雀さんは弟子の雀々さんとのやりとりのなか、
「普段から笑うこと。」
に気がつかれたそうです。
普段から、笑いの絶えない雀々さんの姿が、とてもまぶしくうつったのでしょうね。
それが、代表的な色紙の「萬事気嫌よく」につながっているように思えます。
座談会では、日々の努力を怠らず、何事にも笑顔でのぞむことを教えていただきました。
毎日の生活では、忘れがちなことですが、心のどこかにこの言葉をいつも置いておこうと思います。
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